シイタケ菌糸体の栄養価は生シイタケの一五〇〇倍である

シイタケ菌糸体は生シイタケより栄養価が高い

いま説明したように、シイタケ菌糸体には栄養素が濃縮されており、私たちが日常食べている生シイタケ(傘の部分の子実体)より、はるかに栄養レベルが高いのです。では、どのくらい栄養量の差があるのでしょうか。まず糖質では、シイタケ菌糸体は生シイタケの八倍、タンパク質は一四倍、鉄分では一〇〇倍、そしてカルシウムで一一〇倍も含まれています。

ほかにも、多糖タンパク、β-1.3グルカン、エリタデニン、水溶性リグニン、核酸など、人間の生体機能に大きな影響を及ぼす有効成分の含有量を総合的に比較すると、シイタケ菌糸体の一グラムは、生シイタケの一•五キログラムに相当します。つまり、シイタケ菌糸体には生シイタケの一五〇〇倍もの栄養素が濃縮されているわけです。

干しシイタケとの比較

では、生シイタケより栄養価が高いとされる干しシイタケとくらべるとどうでしょうか。やはり格段の差があるのです。シイタケ菌糸体の一グラムは、干しシイタケの一五〇グラム、一五〇倍に相当するのです。一五〇グラムの干しシイタケといえば、両手に乘せきれないほどの量です。まして、生シイタケだとこの一〇倍です。

それがシイタケ菌糸体の場合、同じ栄養価がわずか一グラムという微量の中に含まれているわけです。シイタケの母親であるシイタケ菌糸体が、栄養的にみていかに優れているか、おわかりのことと思います。